手羽先で綴る

遊んだゲームのこととか、生活のことなどをだらっと書いています。

英語とアプリと鳥頭

英語を学ぼうと決めた。英語を仕事で活かしたいから・・・なんてものではなくて、やってみたいゲームが英語オンリーで、翻訳ソフトを使いながらのプレイが大変そうだからという理由だ。無料で翻訳してくれるソフトがある時点で令和時代は素晴らしく恵まれているのだが、ここはいっちょ踏み込んで自分でも理解できるようになろうではないかと変な欲を出し、早速無料のオンライン英会話を予約した。

私は小学生の頃から英語に通わされ、英語専門の学科に通っていたのに、会話もできなきゃ文法も壊滅的だ。札束を燃やして暗い足元を照らす成金より無駄なお金の使い方をしてしまった両親・・・すまないねえ。夏休みに短期留学をしたものの、自分の考えを言葉にしようとすると、語彙が乏しいがゆえに幼児レベルの表現になってしまうことがストレスになり、苦しい思い出となった。そして私は英語から離れ、今に至る。

別に英語ができなくても困ることはない。時々職場に海外から電話がかかってきて嫌な汗をかくこともあるけれど、AIに電話応対のマニュアルを作ってもらった私に隙はないのだ。でもどこかで、英語を流ちょうに話す人を見て、自分が諦めてしまった英語のことを思い出し、もやもやとしていた。

そんなわけで、レッスン当日。レッスンだから難しい単語わからなくてもどうにかなるっしょ!と妙に前向きな私。事前テストではそんなに成績悪くなかったしね!オンライン会話の環境ヨシ、予習ヨシ、ということでいざ出陣。

そして結果は・・・惨敗。終始しどろもどろでろくに話せやしない!講師のお姉さんすみません!留学した時の気まずい思い出が私を襲う!2回目の申し込みはしなかった。これはもう会話以前の問題だ。鳥頭はようやく気が付いたのだった。

赤ちゃんレベルの語彙力で会話からも遠ざかっていて、かつ育児による時間拘束がある私に向いているもの・・・そうだ、アプリだ。相手の空気を読まなくていいから、失敗も怖くない!通う必要もない!またもや令和の恩恵。今はAIが教えてくれるのね!早速インストール。無料期間で試してよさげなら続けよう。

始めてみると、英会話アプリのAIはなかなか優秀だ。質問にもわかりやすく丁寧に答えてくれるし、コンテンツに含まれないような些細な疑問もちゃんと解消できる。苦手なフレーズはチェックすればまとめておさらいもできる。便利だなあ!

AIとチャットをするタイプの学習もある。こちらのふにゃふにゃな発音も比較的聞き取ってくれるのだが、テーマありきの耳になっているのか、意図していたことと全然違う内容にされることがある。まあそれは仕方ないが、聞き取れないとすぐ「視聴してくれてありがとう!」と動画配信者のような表現に変えてくるのはなんか恥ずかしくなる。そしてAIも「あ、ああ。ところで・・・」みたいなドン引きした感じになるのも妙にリアル。そうだよね、今天気の話してるもんね。

ちなみに一番恥ずかしくなったのは、つたない英語で質問したのに、スマートに日本語で返された時。私のなけなしの努力を無にするな。AIに慈悲はない。

そんなわけでアプリに頼りながら学ぶことにしたのだが、問題は継続できるかどうか。通知が来ても、デイリー記録が残るとしても、モチベーションが下がっていたらアプリは開けない。鳥頭は考えた。子供を寝かしつけてからやるのが理想ではあるが、大抵疲弊しているので続かないことは目に見えている。それに夜はゲームしたいし・・・。

結果、夕飯作りの隙間にやることにした。テレビを見ている子供の横でスマホであれこれしてる時間を学習に当てれば、子供が大きくなってスマホいじりを注意した時に「だってお母さんもやってるじゃないか」「はあ?お母さんは勉強してるんですけど?」というカウンターを繰り出せるしね。正直1日10分程度やったところで、といったところだが、0よりはずっとましだ。休日は少し長めにやれるし、とにかく継続しようと決めた。

そしてそれから3カ月弱がたち・・・今もアプリは有料プランで継続中。月払いプランのはずが年間プランに加入していたというハプニングがあり、後に引けなくなったのも大きいけど。そして継続するうちに文法の弱さがはっきりしてきたので、そちらを強化するアプリも追加した。こっちは無料で。塵も積もればとはよく言ったもので、トータルで40時間の学習時間になっているから、決して無駄にはなっていないと思う。

最初の方はチャット会話もろくにできず、AIに「うまく話せなくてもう無理、話すのが怖い」と泣き言を言ってたのは内緒だよ!